「性欲が少ないほうが倫理観があるというのはおかしい」という論を見ました。同意します。問題行動を起こしているのは過去にあった性欲が次第に低下していったときに、それと同様の行動をしてしまい起こるもの。もう足が追い付かないのに急に走ったらコケるみたいな感じ。痴漢は当然合意に至っていたし、社内での下ネタは不倫に発展していたような人たちが拒否られるようになって「性欲が足りないからだ‥!」と無理に己を奮い立たせるのが良くない言動に走らせる。
「英雄色を好む」と古くからいいますし。理性でコントロールするのは基本として、いかに制御できないかを示すためにわざと荒ぶるのは馬力のない低性能な人間がするアピール。「どう抑えるか」を常に考えるのが普通ですよね。
しかしそのうえでギリギリを攻められるか、というのは経験値によるところも大きいし、単純に「積極的にチャレンジした」というある種「倫理を外れるグレーゾーン」まで突っ込まないと伸びない部分。その域さえ超えていれば、すなわち「上級者に限って」は逆に倫理観も兼ね備えていると言えなくはないでしょう。「踏み越えられることをわかった上で」踏み込まない選択がとれるかどうか。
ゲームで言えば、特に縛っている様子もないのにあえて「ギリギリで負けている」とか。勝てるのは当たり前の人にとって、いかにドラマティックに負けるかがテーマとなる。あからさまな手加減で負けるのは白けるし、かといってギリギリ過ぎたら「PSアピールうざい」となる。ギャンブルの基本と言ってもいい「良き煽り方」を習得するためにはやはり他のゲームでチャレンジしてきたスピリッツがあるからでしょう。
ブログでも、「単に禁止用語の縛りが少ないだけじゃん」とか、「なんも背負ってないから無責任な言動ができるだけじゃん」とかの指摘も多いです。最初から「個人の感想」だっつってんのに‥。「性欲が強い」自体は素晴らしい。性欲エネルギーの消費が労働や勉強や創作活動の成果なわけで、エネルギーの総量自体は多いに越したことはない。それでなお余るのであればそのものの用途に使っても別に問題ないのでは。多いほうが優れている。高いほうが優れている。長いほうが優れている。ビッグが、スターが良いに決まっている。……もちろんそう思わない人もいますよね。でも、「とりあえずハイオクの方が強いから良い奴やろ!」と思う人がいるのもまた事実なのです。
星が輝くのはペンライトで照らしているからか‥?――いや。そんなのとくに気にはしていないのかもしれません。現地に行かなくとも応援している人間はいる。別に輝きの一部に‥「エネルギー生成の過程の一部にすら含まれていないとしても」所詮、小マネーに過ぎなかったとしても‥。その星の燃える熱量は、時空も次元も越えて届くものなのかもしれません。
源ってなんだ。強い想いを道中で常に受け取り続けるなら、果たして自分はどこから来たのか。仕上げのみ理論で行くなら人工授精も遺伝子操作も大して変わらんのか‥?空を見上げれば星がある。そんな薄い性欲から成る想いだって、ある種「倫理を外れた」アブノーマルなのかもしれませんね‥!
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