要らなくなれば喰われる非常食‥。僕のことはその程度だと思って頂ければ‥。

「電験電験言うけど、電気主任技術者エアプなんじゃないの?」という声がたまにあるので、一応「資格として需要は上がる可能性はあるけど、当然不要になる可能性もある」という話を書いていこうと思います。

前提として、僕はビル管理員をメインとして転職を5回ほどやってきています。電験のメインユーザーですね。とはいえ、大規模複合施設や超高層ビルでも66kV受電くらいが多く、都市部では消費電力が大きいビルでも22kV受電、大半の管理が比較的受験も取得もしやすくなった3種で十分なんですよね。

専用線で受電しているレベルの工場だって電験1種は別に求めていなかったりする。「超電磁砲でも使いたいんですか?あるいは原発の兵器転用の方?」と言ってくる勢もいますが、前提として「そもそも発電時点では高い電圧ではなく、”昇圧”してわざわざ高電圧に変成している」ということを書いておかないと、「メリットないのでは?」という話になりかねない。

わかりやすい電力の式だと、電流の二乗で損失は増加しますよね?理科でも習いますが、電流を減らすには電圧を高くすれば良い。そして、現実的に「抵抗値を”0”にするような導体は大量に用意できない」というものから、電力の長期大量保存も、無損失輸送も、現代においてなお”できない”という状況なわけです。未だに燃料を燃やして蒸気機関で発電するという基本スタイルに、大きな変化はない‥。

そしてAIの特需によって、「消費電力自体は今後も上がっていく」という状況です。一般的な小中規模のオフィスビルでも、「サーバールーム」みたいなものがあったりしますよね?そのエリアはあらかじめ強固な構造にしていたり、そもそも新築時に荷重を見込んでいたりするわけです。しかしむしろそれを一か所にまとめて集めてしまおう、というものが「データセンター」なのだと思ってしまっても問題ないかもしれません。それならば管理もしやすいし、規模のわりに大電力を使用してしまうとはいえ「それ専用で」対応してしまえば、効率は良いですよね。その規模がさらに群化して上がっていけば、電験1種レベルの専用受電物件が今後増えていく流れになることも「別にあり得る」ということ。軍事的な話ばかりではなく、普通に会社員的な話としてね。

「かといって、資格を要らなくすれば良いだけでは?」との指摘ももっともなんです。実際に、その日の最大消費電力、通称”デマンド”と言う値で「500kw以上の物件」において電気工事士は不要となっています。しかしその規模以上の物件に無資格者が依頼されるでしょうか?会社の看板を掲げる時点で、業として行う時点で、資格を掲げる必要があるから一々明記しないだけの話で‥。

そして、なんでもかんでも無基準に特高受電しているわけではなく、ある程度の消費電力がベースとして電力会社と協議の上決められているわけです。管理員が日々節電節電と言われるのはこの「ある程度定められた”デマンド”、つまり予測の需要をあらかじめ提出している」から、それを外れ過ぎないように調整するため。発電計画を立てやすくするためという流れですよね。長期保存ばかりやっていたらむしろ採算性は悪化するわけで。なので、データセンターのような形態の物件が今後も増えていくのであれば、資格者の需要も「別に増える」可能性もちゃんとあるんです。

そして、「むしろ重要」なのであれば、「真っ先に無くそうとされる」可能性ももちろんある。省きたいですよね‥?まあ、僕も労働とか納税とか無くなってしまえば良いのに‥とか思ってますが‥。どうなるかわからないのなら、今までの自分の行動原理の延長線上にあるものの中から、多少の修正程度で済む案を選んでいく。

氷河期が来るかもしれないからと言って、今すぐガンガンに化石燃料使わなきゃ寒くて凍えるみたいな状況にはならないでしょうし‥。今こそ叫ぶか?温暖化の脅威を‥。

世の中はすぐには変わらない。その変化の中間地点で、どう流れ流れていくか‥。時流に遅れないように‥。時代の風を感じて‥。――いや。風は!起こすものだッ‥!

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