「コネを持っていないのは可哀そうだ」と思う人が一定数いるみたいなんです。いや、コネ入社扱いされてしまう方が可哀そうでは?と思ってしまうのですが、清く正しく繋がる力で、フォロワー=戦闘力のごとく、コネクションは実力のうちでありそれが劣っている人間は憐れ、という強い信念は「別にそっちの方がむしろ正道なのかも‥」と思わされてしまいます。
僕は前々職ではコネ入社だと捉える人もいたみたいなんですよね。資格基準と年齢、加えて直前の勤務先の最新情報がもしかしたら何かの役に立つかも、という想いがあったのかもしれませんが、結果的に僕は何か深い情報を知っていたわけでもないし、「こいつは何で採用されたんだ?そうだ、コネに違いない」と吹聴する人が現れたようなのです。
精神病的な歴で言っても、前前前職では特殊な追い出されかたとかされていないんですよね。僕の基本スタイルは「相手の嫌がらせから本気のトラップの回避&反撃手段を学習する(というか、この業界それを”教える”と本気で勘違いしている勢がいる)」なので、ビル管とエネ管の実務経験をきっちり認定してもらったうえ、「じゃあ、もうあんまり用はないですよね‥?」で柔らかい嫌がらせを受けた程度の話なので、正直企業秘密的な部分まで学んできたわけでも恨みを持ち続けているわけでもない。
なので前々職でコネ入社扱いされたのは僕にとってはむしろ屈辱だったわけです。よりによって上司に取り入るタイプのごますり野郎に言われるのは不快極まりなく、それをむしろ「誉め言葉で誇るべきこと」という信念すら持っている存在など考えすらしてこなかったというか。「その瞬間はちょっと好かれたから採用された」というものの別表現でしかないのだから。
コネクションにより存在が保たれている存在は、その存在がいなくなったり立場が危うくなった時、自分の実力があるにも関わらず不当に同時に引き下げられることも当然ある。そのリスクをわかった上で、そのコネクションに賭けるということは、やっぱり助け助けられという互助の精神もありつつ、「自分の属性を高らかに宣言する」という強い意思表示みたいなものでもあるのかもしれないなと今は思います。
そう考えると、6社に渡る転職歴も、僕のうっすらとしたコネクションのひとつかなと。競合他社に即その情報を持っていくなら問題ですが、1年も空ければ風化はするし、「あーその人知ってる!」くらいの話のネタ程度になるだけで別に充分かもしれません。1社目で引き継いだカラオケのレパートリーも、最近はそれほど歌わなくなってきたな‥。
僕を助け、足を引っ張り続けている物なら、間違いなく資格でしょう。でもこれはもう僕の属性を強く高らかに宣言するためのものなんだと。そういう自己表現なのだと思ってしまえば、僕の意気を吐くようなロジカル・シンキングは、今後も歌うように踊るように、調べに乗っていくことでしょう‥!
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