あなたに真実の名前なんてないという認識だから言ってるだけで、あるなら提示しとけば良いのではないでしょうか‥。

「あなた」を「自身と対等かそれ以下の相手のみに使う」として、「目下の者が”あなた”呼びしてくるのは失礼だろ」という言説があったようです。本気で言っているかどうかはともかく‥。

偉い人間は通常なんらかの項目に名前が載り続けている存在ですし、行く先々で執事的な人たちがネマワシしてくれているのが通常の人生のはず。まず「オレの名前を知らないことが第一の失礼」、そして「オレを”あなた”ごときと対等と誤認したことこそが最大の失礼」ということらしいのです。

でもなんで”あなた”呼びを上司に使うことがほぼないかといえば、「知った仲」であるケースが多く、少なくとも役職くらいは知っていれば役職のみで呼べば良いだけだからですね。では、その役職すら知り得ない関係性の時はどうでしょう。

その場合、即座に「我こそが”上”様である」と宣言すれば良いだけです。他人と平等、対等ですらありたくない人間なんて適当に祭り上げときゃ良い。勝手にタンパク浪費させて体力削がせとけばよいんですよ。「超絶な名誉職!ただし給料は激安!」とかでも組織によってはかなりの人気の椅子なんですから。

挨拶を徹底的に「ご苦労様です」に統一しようとしている人が以前の現場にいました。しかし、面白いことに、ふとした瞬間「お疲れ‥、、、、ご苦労様です」と言い間違えたんですよね。「いや!あなたのその心からの言い間違い!それであってるし、そっちの方が感じ良いよ!なんであえて無理して感じ悪い感じ出そうとしてんの‥。会社からの特命か‥?」と思ったものです。

言葉の辞書的な意味だけ、形だけの意味で言えば、「目下の者に使う」を率先して自ら使い、「上様であることを先んじて宣言する」という体育会系思想が貴族の世界にもあるのでしょう。「私は神です」って頭の上に貼っとけば良いんですよね。髪力とか髭力が不足しているから威厳が出てないのかもしれませんし。

苦労は恥ずかしいことか‥?この程度大義でもなく、疲れもしないか‥?この記事を打っている間に、何人ものバースディが生まれ、幾人もがお先に失礼している‥。いえいえ、ここはワタクシが!山の上に陣取る道化なら、”経験者”ではありますよ‥!

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