まあ誤解されるのも嫌なので一応書いておきますが、僕はどっちかと言えばAIは全然賛成派です。マイコン登場時だって「家電に至るまで電子知能化‥!」と触れ込みがあったわけじゃないですか。別にチップから入出力される電力は完全な0と1じゃなく、機械語の正体はそんなデジタル的でもないよ、というのをしっかり体系的に学んだ側ですし、むしろAIのスムーズな発展に協力すればなんなら「人間の労働は不要」まで行きつけるし、そうなったらもう環境改善だって考える必要もなく、一生娯楽をしていても良いかもしれませんね。いいじゃないですか、夢のような話。それまでに整えるべき道筋は、ルンバに掃除させるべく部屋を片付けるが如く、一瞬不効率な時期が生じるのは仕方がないでしょう。
人間が働く前提だから、AIでやると不効率な部分が出てくる。それは「人間がやる前提で作っているから」に他ならない。男性ばかりがやってきた分野でいきなり女性が活躍できるでしょうか?逆も同じ。極論言えば全部置き換え可能なら、その過渡期でどの程度のコストが削れるか、置き換えたときの反発具合はどうか‥みたいな部分で、「むしろ低賃金の方が置き換えられ辛い?」だったり、「いや、権力者や影響力を持った人間による反発こそ力‥」と考える層もいたり。
階段の話だって、割と人間向けの移動方法じゃないですか。ロボットしか働かないとしたら、そんなもの排除できる可能性はある。ロボットしか生活してないなら、設備の規格なんてかなり統一していけるかもしれない。コミュニケーションを取るべき相手も全てAIのみで良くなるなら、「コミュ強」という存在は別に不要なものになるのかもしれない。事実、在宅ワークが流行った直後は、物理コミュニケーションを取るためにわざわざ出社日を設定している所は多かった‥。自宅に居場所がない側の人だっていますもんね。
じゃあ「愛」なら?その人間自体が好きなら、その人がする行為自体に価値がある。でもこれも、AIがロボットという肉体を得て、「個」を識別できるだけの記録を記憶のごとく我がものとできたら。「別にいらない」になってしまう可能性もあるんですよね。それはある種人間特有の汚い部分すらそぎ落とせて、心地良いとさえいえるかもしれない。人間嫌いな人からしたら。
最大効率を求めたら、死に直行ですよね‥。その人間特有の汚い部分すら愛していけたら。しかし昨今のAIはちゃんと嘘も冗談も言えちゃうあたり、その汚さですらテクニカルに演出可能かもしれませんが‥。
ネットワークに繋がっていなくとも、情報を拾っていける技術が虎視眈々と拡がっている。公開しなくとも、僕らは学ばれている‥。「いや、童貞なんで。繋がっていないことが希少価値なんで、未来では」なんて世迷言を口から出すわけにはいかなくなってきますね。
逆にむしろ積極的に繋がっていかなくては、複数のコミュニティに。僕だけが外れていく輪になるゲーム‥。それでも、AIとなら繋がれちゃうのカモ‥!?
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