多くの人を動かす政治力‥。それに対するなら、対集団に特化するのもアリ。

「完全上位互換」みたいな存在を前に、何をすればよいのか。答えは自分のできる最大効率をしつつ上位互換の方々のスペックがフルに活きるように立ち回れば良いだけなのですが、”AI”や体を得た”ロボット”を前にしたとき、人はどうしても「人間にしかできないこと」を求めてしまいます。

頭脳労働も創作活動も、愛の営みでさえ、もはや人間が優れている部分は少なくなってきた。肉体労働は人間の方がコストが低いだけの話で、仕事を一掃しようと権力者がその気になればなくなってしまうこともあり得る‥。ならば、その「政治力」こそが、人間力の発現なのではないかという説が以前にも出ていました。

でもそれってコロナ化の時に嫌と言うほど体験しませんでしたか‥?その「政治」がなくては何もやっていない扱いになる人達が困るだけで、本当はオフィスへの出社なんて必要ない職が多くある‥。「障害者雇用に仕事を”創ってやる”ことに忙しくてね」みたいな発言をしている人もネット上には多いですが、実際は彼ら彼女ら自身も、その政治力によって作られた貴族という身分に護られているだけの、所詮組織の歯車でしかないのだと‥。ならばその歯車全員に作用する潤滑油の方が強い、という論が流行ったのも頷けます。

良いにしろ悪いにしろ、僕らも空気中のエアロゾルを吸入し、食事ではなくとも彼ら彼女らのDNAによるインフルエンスは少なからず受けている。同じ釜の飯でなくとも、同じ空気を吸った同じ人間が、なぜこんなにも給料も肩書も違うのでしょう。いや、こんな発言が「許されてしまう社会」、命を奪われることもなくこんな主張がネット上に残せること自体が、もはや改革済みの素晴らしき自由な世界なのかもしれませんが‥。

まあそうはいっても、僕も現場によっては「誰かの完全上位互換」みたいな存在として現れてしまうこともある。いじめられる人間で「何一つ優れていない人間」は基本的に存在はしない‥。無害な人間を攻撃する必要なんてありませんからね。

カラオケでの発声練習もそう。害を強めてセクシーボイスでも放てば、加点自体は狙えるかもしれない。しかしそれは不快に感じる層が大量に現れるし、そういった害成分を極力抑えたうえでなお魅力を維持できるか、そういった「定型発達成分」、透明感とでも呼ぶべきか、害を与えないコミュニケーションを目指していかねば、「ただのメンタルぶつかりおじさん」にしかならない場合もある。

無害化は努力を辞めることではない。根気よく正当性を主張してなお、それでも現れ続ける悪意の軍団がいつか途絶えるまで‥。もし僕を好きでいてくれる存在が現れたなら。きっと言葉だって正しく理解してもらえるから‥!

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