分別も分からない頃の寮生活時代だって、歌うなんてしなかったぞ僕は‥。

「気付かれるか気付かれないかのダジャレを言う」は社会人としての嫌がらせとして上位を占める遊びですが、むしろ難しいのは「一つの事象について言及すること」だと気づいてすらいない下級の遊びを真似ているだけで、別に難しいから技術力を競うためにやっているわけではないということを一応書いておかなければいけないかもしれません。そもそも、法律だってそういうもんでしょ‥?

「歌うように語る」が誉め言葉として使われすぎて、「じゃあ、話しているだけで歌認定されたら上手いってことだ!」と短絡的に考える人もいますが、どっちかといえば好きの上位表現に過ぎないことであって、不動産トラブルの一種である騒音トラブルに関して「騒音認定されるかどうか」の話に掛けたのが元でしょ、という話。

話し声までは生活雑音の範囲内として、吊るし上げるわけにはいかない。では、話し声にリズムと音程を載せたらどうでしょう。ブレッシーな感じを出しつつ、喘ぎ声っぽくしつつ動物の鳴き声に擬態しても良いですね。そういう遊びをする層が出てきてしまうちょっと迷惑な誉め言葉ということです。

率直に言えば、言いたいのは「黙れ」なんです。しかし、話し声レベルだと複数人で住んでいるパターンもあるし、お客さんの一人や二人くることもある。電話だって仕事上使わざるを得ないこともあるでしょう。なので、厳密に言えば「話し声が気持ち悪くても」、騒音認定することは難しい。存在自体が不快だとしても、簡単には追い出すことはそもそも法律上できない。「歌うように語る」は、そのトラブルのきわどいラインをついてくる悪質な嫌がらせ手段として使われてしまっているんですよね。

車で爆音でミュージックを流していたら罪に問われるでしょうか?別にプロのミュージックを流しているだけの行為に文句を付けるまでもなく、そもそも通りすがりで同じルートを生き続けるわけでもなく、本気で石を投げつけたい人は少ないはず。なら自転車で大声で歌っていたら?まあ、ワイヤレスマイクでもどっかに仕込んだうえで、相手先に向けて「歌うように語っている」だけの可能性もある。なにより、別に僕と同じルートで生き続けるわけでもない‥。勝手に歌っておけば良いとは思う。

職場で歌うかどうか?を一つの判断基準にしてほしかったりします。職場でウンコは別にしますよね?職場でシャワーも人によってはするでしょう。職場で睡眠も食事も、泊まり勤務するくらいの人だったら別にするでしょう。でも歌いますか‥?職場で急に歌い出す人間がいたら、「なんかおかしい奴だな」って評価になりませんか‥?毎日職場で急に歌い出しますか、あなたは‥?「生活にも、仕事にも、通常必要のない行為」つまり、騒音なんですよ、本来。

住む場所は役所に届けも出していますし、簡単には変えられない。特に僕は結構資格で住所も届けているし、それ一つ一つ全部いちいち迷惑住民のせいで変えなければいけないのか、という話にもなる。そして前提として、「歌っているかのように語る」こと自体は、別に技術的に難しいという話ではなく、あくまで「好きの上位表現」でしかないことをまず理解してください。不快な奴が歌うように語っていたら、「騒音」だから、それを否定されないということは「好き」なんだ、というだけなんです。本来迷惑である行為を褒められすらする存在であるという、愛情表現なんですよね。単なる迷惑近隣住民がやったら騒音でしかないし、そして「別に誰でもできる」なんですよ。人に迷惑だから誰もやらんだけで。

楽器はスプーンとフォークでも楽器になり得る。当然、話し言葉も歌になり得る。当たり前です。難しくありません。ただ、迷惑だと指摘されたうえで続けるなら、お前の仕事上にも生活の上でも使う「声自体」あるいは「存在そのもの」まで否定しないといけなくなる。「お前の歌が迷惑」、そこで理解してくれ。死ねとまで言いたいわけでも、確実に苦痛を与えたうえで殺したいわけでもない。ただただ、「お前の存在が迷惑」なんだ。「黙れ」で最低限の気持ちは通じて欲しい。話し声を否定するほどの家賃でないのにもかかわらず、「黙れ」まで言わせたお前自体の不快さを自覚して欲しい。そして、迷惑をかけるなんてこと自体は別に「技術的には難しくない」ことくらい、基本的な事として小学校で習っておいて欲しい。解体屋だって「迷惑を掛けずに壊す」という仕事なんですよ‥?迷惑まき散らすだけならとんでもなくイージーですよ。

非戦闘員どころか無関係な国の人まで巻き込んで殺して良いなら、もっと簡単ですよね?それ自体は別に、「技術的には難しくない」のかもしれませんよね?その上で、僕は「黙れ」までは言いました。これ以上、あなたの存在そのものまで否定させないでください。あなたにほんのわずかでも善の心が存在するなら、「心が痛むかどうか」、自分が間違ったことをしていないか、今一度自問して頂けると幸いです。

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