一家に一人、いかがでしょうか‥?

「資格だけ揃えた実務エアプなのではないか?あるいは、資格さえ詐称なのではないか?」との声がわずかにあったため、一応それへの返答として書いていきます。

まず、第一に電験2種以上を目指そうと思ったのは学生時代の工場実習にて、製造ラインから施設管理側に異動になった人の話を聞き、その理由が電験2種取得から、というのを知ったことが一つのきっかけでもあります。同時に、クリーンルーム級の空調管理・衛生管理の重要性もこの時に感じています。

その後、転職等を重ねるにつき消火器と誘導灯しかないような物件の管理だってしてきていますし、クリーンとは言い難い工場の内部だって見てきている。データセンターを管理物件に持つ会社は複数経験してきているし、普段起きている一般的な設備トラブルであれば会社システムから閲覧できるようになっているような会社もある(何かの機密が見れるわけではないが)。泊り勤務という意味でなら超高級賃貸並みの環境に宿泊だってしてはきているし、今住んでいるのは郊外の安賃貸で、近隣トラブルさえなければ最高の環境ではある。

というか、そもそも、そういう疑問を持つ層にはむしろ「説明が要る」のかもしれません。電験の正式名称は電気主任技術者であり、「理系の勉強も得意です」を示すためだけの高学歴アピールのために金ジャブ君が手を出すような遊びではなく、普通に技術者として選任される用途の資格としてビル管理や施設管理の現場でこそむしろメインで使っている代物なのです。例外として、実務経験を積めば施工管理等の用途にも使えるのですが、普通は一発で経験者とわかるタイプの別の資格の方を使いますからね(施工管理技士とか、建築士とか)。

「そうはいっても、電力会社の社内試験だったものが流用されてできたものって話も聞くよ?”お勉強的”要素を示すことこそむしろ本来の趣旨なのでは?」という説もあります。しかし、電験の制度自体は需要家側の安全意識・保安教育意識を高めるということが大本の趣旨。電力会社側の示してくる基準に理解を示しつつも、現場の実情に合わせて可能な限りの努力を継続する大切な役割だと認識していますし、安全な環境を維持するための他設備の知識、空調・衛生・消防・建築、それらを繋いでいくための勉強はどの分野に属するにしても誰しもが多少なりとも経験していく部分だと思われます。必ずしも、”電気の専門家”を名乗るためにやっているわけではないとはいえ‥。

言ってみれば、衣・食・住の”住”部分に過ぎず、清掃や警備も含めてもそれって「自宅警備員」の呼称のごとく、家庭の管理の延長の雑用係ではあります。不動産管理なんて総務部のさらに一部、庶務のそのまたさらに一部みたいなもの。しかし、雑用係大いに結構ではありませんか。その中にecoだって含まれるし、エネルギー管理だって家庭ひとつ一つが省エネに励んでいれば解決に至ることかもしれない。家庭が持つバッテリーの容量が増えていけば、発電だってもっと効率化するかもしれない、なんて話もすでにありますよね。揚水発電所のような調整方法も、バッテリーに置き換わっていく‥なんて話もあるとかないとか。ダ〇ソーで売っている電池でOKなんです、電気なんて。そのスケールを大きくしたら、家庭では使わないような設備も使わざるを得なくなる、という話に過ぎない。

僕の中のビルディングももっと屹立していかねば‥。おっと、テント程度でしたね、まだまだ‥。僕の体は負債なんかじゃない。独身ぴゅあぴゅあ、純・資産なんだッ‥!

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