ここのところ自分語りになりがちですが、ブログとはそういうもんだと思うので、不快な方はご退場を‥。
仕事の話。やっぱり転職してきた中で一番思い出深いのは新卒で入った1社目。当初の自己評価としてはそもそも自分みたいな人間が社会でやっていけるのか、という心配はありましたが、利害関係が絡むながらも同期とカラオケに行ったり、それなりに楽しんでいました。当時その場で初めて聞いた歌を今でも歌うレパートリーに加えていたりして、思い出として刻まれています。失われた青春はその時点で満足して無事成仏できた感じですね。
1社目なので当然できる人できない人は素スペックの差でついてきますが、それを補うために自分は資格を取得していく道を選びました。当時、昼休みに本を広げていたら、保険の勧誘の人に「暇なんですね」と言われたのは思い出深い。まあ、向こうからしたら昼休みは普通に仕事の時間だったわけだしね‥。
そのうち仕事量の多さと要領の悪さが重なって勉強時間も減っていきましたが、まさに暇だなんていえなくなっていくことに。そのくらいの時期に先輩から学んだことは、今思い返すとその通りだったな‥と思うことがいくつか。
まず、「なにかを学ぶときは全体像から見た方が良い」ということ。学生はむしろ細かい限られた状況の数式とかを使いこなす方が得意で、下手するとその繰り返しになりがち、ということへの警告。視野が狭くなってるよ、ってことですね。本は目次から読むべきとかのテクニック的な話でもある。というか、実務経験を重ねてくると全体像をふんわり掴む方がむしろ楽、というのもあります。細かい検証がむしろ不得意になってくる。実務であんまり必要ない部分だから。
次に、「資格取得で知識を補う方法は、かなり遠回りな道である」ということ。実務であんまり必要ない部分を上手く省くには、実務を効率よくこなし続けることが近道で、多くの人がやる方法。しかし、その効率化で省かれた中に、盲点となる別の道が潜んでいることもある。それは勉強した人しか気づけないこと。ただし、そんな場面が訪れるにはとてつもなく無駄も含まれた勉強量を重ねないといけないし、当然実務経験も同じように重ねていく必要がある。
でも実務をこなすことを他の人より多くするのは結構難しいし(他の人もやってんだから)、そもそも「それ」が不得意だから勉強なんて遠回りをやるわけで。机上の勉強なんていくらやってても他人に迷惑はかけませんからね。
実務的な、全体像をふんわり把握することも必要。それに加えて、細かく検証できるだけの知識も必要。さらに加えて言うならば、僕に足りないのは相手の許容量、納期、法律のグレーゾーン等のギリギリを攻めて見切るだけの度胸、洞察力、経験値、そして愛と勇気でしょうか。
今となっては、資格自体は初対面の人から警戒されるほどに揃ったかもしれない。長かった‥。そろそろ、実態に合わせて実践を重ねていきたいですね。