中学生の時、美術の先生に一度だけ絵を褒められたことがあります。特に上手くもないし、今も特に絵を描くのが好きになっている、というわけでもないのですが‥。
褒められたのは構図が良い、みたいな言い方だったのですが、今思い返すと別の意味だったなと気づきました。
描いたのは裏門から入ってすぐの中庭からみた校舎。周囲に人が少ない穴場だったのでそこで描いたというのもあります。
ところが、多くの人にとってみればそれは普段見ている当たり前の光景だったのでしょうね。通学方向によっては毎日通る道ですし。(自分は逆側の門だったし、休み時間も常に教室にいるタイプだったので中庭とか行かない)
要は、陰キャで学校が嫌いなはずなのに、学校の入り口をさも美しいもののように捉えたことに面白みを感じたのでしょう。まさか小馬鹿にされていたとは‥。
人が嫌いなだけで、その人の言動自体には罪がない、なんてパターンもあります。学校は嫌いだけど、普段見ない方向から見た校舎は、やっぱりきれいに感じたのでしょうね。
初めて眼鏡をかけた時のことを思い出せ‥!きっと世界は変わるでしょう。