かつては孤高をカッコ良いと感じ、同時に孤独でも目指せる現実的な目標として憧れすら感じていました。性癖ってやつでしょうか。「勝つ」という積極的な欲望より、「負けない」という意思の力みたいなのを雰囲気的に感じるんですよね。意志力とは‥?
とはいえ、負けるものかと戦い続けるうち、人との繋がりくらいできていくのが自然でしょう。群れと合流するか。一定以上には依存せず、個人の力を高めていくのか。
群れを統率するリーダーは必ずしも個としての力が突出している必要はないですよね。群体として最大限の力が発揮できればそれで良いわけで、それに縛られると同時にある種の自由も得ている。
僕も会社員なんだから、ちゃっかり群れてます。勤めている間は会社が身分を証明してくれるわけだし‥。孤高を目指すべき!みたいに吠えてすみませんでした。別に言う程孤独とか感じてる人間じゃないし、むしろ一人の方が好きなので困ってすらいません。
でも、隠居的な生活はちょっと憧れますね。最小限の関わりだけに留め、日々自分の好きなことをやり続けるみたいな。自己完結しようと思えばできる趣味が多いせいでしょうか。孤独を楽しめるのも、強さのうち。それを望む人は、決して「みんなで楽しく!」なんて死んでも言わないとは思っています。何か将来に至るまで残せる高みを目指すのもまた、一つの道でしょう。結果的に、人へと繋ぐ貢献となる。趣味でも、仕事でも。
群れるのが最適解であれば、今は大人しく群れておくべきでしょう。意志力とは、折れない心。山から転げ地に落ちても、一歩一歩着実に進んでいきます‥!