「僕たちはお金持ちだから何しても良いんだよ!」……たどたどしい発音の園児たちから不意に飛び出してきた発言が耳に入り、少し驚いたことがあります。仕事で港区を歩いていた時であり、「まあ子供にそう教えるような層が住んでるってことは分かるけど‥」と思いつつもなんだかなぁという感想でした。

冷静に考えると、家がお金持ちであることは彼ら・彼女らにとって自分の能力の一つに過ぎない。自らの実力にカウントすることは、なにもずるいことでも卑怯なことでもないし、「強み」の一つとして有効に活用するのは賢いといっても良いでしょう。こういう人たちのセックスを「単なる物理接触だろ‥。うんこ・ちんちんと変わらん」と侮辱することは、カウンターに遠隔接触が飛んでくることと同義であるということ。奴らはもっとすさまじい異時空間体験を幼い頃に済ませているわけですし。

あんまり金持ちをいじるものではないですね‥。僕は親戚に漁師がおり、その辺の高級料理よりもおいしい魚介類を無料で摂取していた時期がありますが、高い金出してそれより劣る料理を上手さの極致と思っていた半端な小金持ちから、「貴様ごときに魚の何が分かるッ‥!我らは現地に行かずとも、遠隔で食すことができるのだッ‥!」みたいな切れ方を実は普通にされたことがあります(言葉の内容は違います)。大金持ちは普通にもっと良いもん食ってんでしょうけど‥。

遠隔接触をもし体験したい方は、金持ちのセックスを嗤えば良いです。「え!金持ってんのに物理接触なの?それが貴方の濃厚接触‥?(ぷーくすくす)」みたいな感じで。僕はむしろ解放されたい側なので、申し訳ございませんでしたと謝罪を重ねていかなければならない‥。

誤っていたのは私でした。こうあるべきという概念は覆り、そうなるべきという想いは膨らむ。しかし僕ごとき解放まではさせて頂けない‥。囚われた生死の行先はどこに。なにるのか。いる‥。生きるッ‥!

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