心乱すもの

煽りが上手い人って、煽り過ぎないんですよね。少しおっちょこちょいだったり、自虐的な面を見せたり、攻撃一辺倒ではない。だからこそ一部の人は擁護に回るし、完全に打ち倒すことはできない。

逆に下手な人は?というと、ただ単に監視した情報を匂わせるだけだったり、こっちが気にもしていない欠点を突いてみたり。僕がけん玉下手であることを指摘されたところで、「穴に棒突っ込めばいいだけでしょ‥」くらいにしか思ってませんし。僕を怒らせることすらできない人間は、こっちから情報を摂取する価値もないと感じて、ブロ解などを徹底しています。貴様ごとき、ブロックしたままにするほどでもない‥という意味合いか。

とはいえ仕事となると違う。意見が違う相手とも仕事を進めるという上で同意を取っていかなければいけないし、上司ももちろん一定以上の経験と実力を積んだうえでその地位にいるわけで、簡単にはいかない。むしろこっちが煽る側として、若干心乱すような発言もしていかなければいけない‥。

強い相手はまず怒らせる。そうすれば手の内を少しずつ明かしてくれるようになる。でも、相手が怒るかどうかって、こちらの実力にも関わってくる。正論とか正直を嫌う人って、実力で明確に打ち負かされるからって面があるじゃないですか。どこかに運や環境などの逃げ道を求めているわけで。それを断ち切った上で真正面から相手を「少しイラつかせる」って、案外コミュニケーションスキルとしては高難易度です。

そう‥それこそが怒りのチラリズム。怒涛の着エロなんです。少し深淵を覗くくらいが、「向こう側の世界」の力を我がものとするには丁度いい‥。行こうか逃げようか。いや、揺れている‥。ヴァイブレーションッ‥!

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