付かず離れず‥という表現はどっちかというと「異常なまでの興味関心を持って一定の距離感を維持している」という意味合いが含まれるので、「間合いを取りたい」という意図とは別に思います。それはともかく、無償で提供された遠隔接触には感謝の意を表明しておかねばならないでしょう。有難いことです。
「他人との関わりを積極的に行うことへの嫌悪」「人生への絶望度合い」「逆境に耐えうる芯の強さ」「目立ちたがらず」「感情の起伏の無さ」「生命力」‥。相反しあうようで、矛盾しない一つの方向性を持って、「付かず離れず」とはまた違う「間合い」を維持することは可能なように思えます。分かり合えずとも共存は可能なはず‥。
歌の歌詞でも、同じことを言っているようでやっぱり表現一つで少しずつ違うんですよね。「積極的に関わろうとする意志あり」というのが見えると、途端になんか反発感を感じる。飲み屋街にでも行けよ、いくらでも関われるだろ‥。
セルフレジなど、せっかく人と関わらずに生命維持活動が簡単になる設備があるのに、わざわざ店員さんのいるレジを選んで会計を済ませる人は後を絶たない。そんなに人と話したいのだろうか。指と指が触れ合ってコンタクト!みたいなのを狙ってんのだろうか。溢れ出すエナジーは単純にカロリーとしても使えますので、生産活動でもやっててくださいよ‥。あるいは、愛の生産行為ってことか‥。
また関係ない人たちの事までディスってしまった‥。厳密にいえばセルフレジが広まっていけばかなり生きやすくなるので、関係はありますが。完全に無関係な生命体などいない‥。連鎖的に繋がっていくこの世界でできることは、己を鍛え、他人からの影響を極力受けないようにすることくらいでしょう。
もっと人が己のエナジーを制御できれば良いんですけどね。人に向けちゃダメ。危ないですよ。